日焼け止めの「SPF」はサンバーン(日焼けで赤くなる反応)の防止効果を、「PA」はUVA(紫外線A波)の防止効果を示す指標です。SPFは数値が大きいほど、PAは「+」の数が多いほど防止効果が大きいことを表します。ただし、数値が高いほどよいとは限りません。この記事では、神奈川県衛生研究所の資料をもとに、表示の見方と使い方の基本をまとめます。
確認元:神奈川県衛生研究所「衛研ニュース No.186」(2018年5月)、日本皮膚科学会「皮膚科Q&A ニキビ」Q25。確認日:2026年10月20日。
SPFとPAの違い
| 表示 | 示すもの | 数値・段階 |
|---|---|---|
| SPF | サンバーンの防止効果 | 数値が大きいほど防御能力が高く、50+まである |
| PA | UVAの防止効果 | 「PA+」から「PA++++」までの4段階。+の数が多いほど効果が大きい |
SPFとPAは、見ているものが違います。両方の表示を確認することが大切だと、資料に書かれています。
数値の選び方
資料では、紫外線の強い季節に長時間屋外で活動する場合は、高い効果のものが必要だとされています。一方で、不必要に強い効果のある日焼け止めの使用は控えるほうが無難とも書かれています。日常生活の範囲であれば、それほど数値が高くない日焼け止めで十分とされています。
- 通勤や買い物など、日常の外出が中心:数値が高すぎないもので足りる
- 海・山・長時間のレジャー:高い効果のものを選ぶ
使い方の基本
- 屋外に出る前に塗る:説明書をよく読み、決められた量を使います。
- 必要に応じて塗り直す:手や衣類に触れたり、汗をかいたりすると落ちることがあります。塗り直しの間隔は、資料には書かれていません。製品の説明書に従います。
- 曇りの日も対策する:曇りでも紫外線対策が必要で、紫外線は建物などで散乱するため、日傘や帽子だけでは防ぎきれないとされています。
- 乳液やクリームも使える:SPF・PAの表示のある乳液やクリームも有用だと書かれています。
肌トラブルが気になるときの注意
日焼け止めも化粧品の一つで、肌に合わないことがあります。顔全体に使う前に、目立たない部分で試してください。方法は「化粧品のパッチテストのやり方」にまとめています。
ニキビの治療中は、肌が乾燥しやすく、強い日焼けで治療の副作用が強く出ることがあるため、屋外の活動が長いときや海・山に出かけるときは必ず日焼け止めを使うよう、日本皮膚科学会のQ&Aに書かれています(「ニキビがあるときの洗顔とスキンケアの基本」)。
注意書きに「日光に当たって赤み・かゆみ・色抜けなどが出たら使用を中止する」と書かれている化粧品もあります。そのような製品を使う期間は、紫外線対策が特に重要です。具体例は「ラップリフト リンクルの成分と使い方」で、公式ページの注意書きを整理しています。
