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ニキビがあるときの洗顔とスキンケアの基本|回数・保湿・メイクの落とし方

ニキビがあるときの洗顔は、1日2回、洗顔料をよく泡立てて手でやさしく洗い、十分な水で流すのが基本です。日本皮膚科学会は、強くこすったり、1日に5回も10回も洗ったりすると炎症が起きて、かえって悪化すると説明しています。この記事では、洗顔・保湿・メイク・日焼け止めの基本を、日本皮膚科学会の資料からまとめます。

確認元:日本皮膚科学会「皮膚科Q&A ニキビ」(Q18・Q20・Q23・Q25)、同「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」(CQ43〜45)。確認日:2026年10月20日。症状には個人差があり、気になるときは皮膚科専門医に相談してください。

洗顔の基本

  • 回数:1日2回が目安です。ガイドラインでも、1日2回の洗顔を推奨しています(推奨度C1:選択肢の一つとして推奨)。
  • 洗い方:洗顔料をよく泡立て、手でやさしく洗い、十分な水で流します。
  • 洗顔料:日本皮膚科学会のQ&Aは、にきび用のものを勧めています。
  • やりすぎない:「にきびは不潔にしているからできるわけではありません」と書かれています。強くこすったり回数を増やしたりしても、改善の助けにはなりません。

保湿と基礎化粧品

日本皮膚科学会のQ25では、洗顔後に乾燥が気になる人や、にきびの治療で乾燥が出る人は、保湿をするとよいとされています。基礎化粧品や保湿剤は、「ノンコメドジェニック」あるいは「ハイポコメドジェニック」と明記されたものがよいと書かれています。

ガイドラインでも、にきび用の基礎化粧品を使うことは選択肢の一つとされ、にきびの患者さんでの使用試験が報告されている低刺激性でノンコメドジェニックな製品を選ぶなどの配慮が必要とされています。ただし、化粧品は治療薬ではありません(違いは「ニキビで皮膚科を受診する目安と、化粧品・薬の違い」にあります)。

メイクをするとき

日本皮膚科学会Q20の要点
項目 書かれていること
メイクの可否 にきびがあるから化粧をしてはいけないということはない
隠し方 赤いにきびの上にファンデーションやコンシーラーを重ね塗りして隠すことは勧められない。ファンデーションは薄めにし、アイメイクやリップメイクを強調すると目立ちにくい
落とし方 1日の終わりに、クレンジングできちんと化粧を落とす。オイルクレンジングも使ってよい。そのあと洗顔料で洗い、生え際やあごは化粧が残らないよう念入りに洗う

Q18では、メイクをしている場合は先にメイク落としで落としてから洗顔するよう書かれています。

つぶさない

Q23には、にきびの本質は毛穴に皮脂がたまっている状態で、自分でつぶしても皮脂をうまく押し出せず、中途半端に押すとかえって炎症が悪化することもあると書かれています。気になるときは、医療機関で処置を受ける方法があります。

日焼け止め

Q25には、屋外の活動が長くなるときや、海や山に出かけるときは必ず日焼け止めを使うよう書かれています。治療中は肌が乾燥しやすく、強い日焼けで治療の副作用が強く出ることがあるためです。日焼け止めの表示の見方は「日焼け止めのSPF・PA表示の見方」にまとめています。

スキンケア製品を試すときの注意

新しい製品は、顔全体に使う前に目立たない部分で試します。方法は「化粧品のパッチテストのやり方」にあります。使って赤みやひりひりが出たときは、使用を中止してください。ニキビ向けをうたう製品を検討するときの確認点は、「赤ニキビのケアと皮膚科の受診の目安」にまとめています。