PR

除毛クリームの使い方と注意点|顔に使わない・使用前テストで確認

除毛クリームは、表示で使える部位を確かめ(顔に使える商品は調査した10銘柄に1つもなかった)、まず少量で「使用前テスト」をしてから使うのが基本です。国民生活センターには、除毛剤などで赤み・かゆみ・痛み・はれが出たという危害情報が738件寄せられ、その約98%が皮膚障害でした。この記事では、その報告書から使う前に確認したい点をまとめます。

確認元:国民生活センター「除毛剤の使用による顔などの皮膚障害に注意!-使用部位を確認し、1回分を購入して肌に合うか試してから使いましょう-」(2019年12月19日)。確認日:2026年10月10日。

除毛クリームの仕組み

報告書によると、除毛剤は医薬品医療機器等法上の医薬部外品です。毛を作るケラチンたんぱく質の結合を、チオグリコール酸カルシウムなどの還元剤で切って、毛をやわらかくして取り除きます。還元剤を働かせるため、pHが11〜13程度のアルカリ性の商品が多く、毛だけでなく皮膚にも化学的に作用するので、人によっては炎症を起こします。

使い方の例として、除毛したい部位に毛が覆われるくらいの厚さ(1〜3mm程度)で塗り、5〜10分程度置いてから、脱脂綿やティッシュ、木べらなどで取り除き、湯水で洗い流す方法が紹介されています。調査した10銘柄の放置時間の表示は「5〜10分程度」が9銘柄、「10分程度」が1銘柄でした。

危害情報から分かること

除毛剤等の危害情報(2014年度以降、2019年10月31日までの登録分)
項目 内容
件数 738件
危害の内容 皮膚障害が724件(約98%)
程度 「医者にかからず」が約89%。治療期間が1か月以上のものも2件
男性で多い部位 顔面・頭部 約41%、脚 約36%
女性で多い部位 腕・手 約53%、脚 約32%
定期購入 738件のうち548件(約74%)が通信販売の定期購入に関する相談

男性がヒゲを除去するために使い、顔に皮膚障害を負った例が増えていると報告されています。

使う前に確認すること

  1. 使える部位を表示で確認する。調査した10銘柄の商品本体・パッケージ・取扱説明書には、「顔」に使える銘柄はありませんでした。VラインやOラインなどの「デリケート部分」は、使える4銘柄、使えない4銘柄、記載なし2銘柄と分かれていました。
  2. デリケート部分は特に慎重に。報告書の専門家は、陰部は皮膚が薄く刺激によるダメージを受けやすく、膣や肛門に入る可能性もあるため、除毛剤の使用は適切ではないとしています。
  3. 表示とウェブサイトの記載が違うことがある。商品本体と発売元のウェブサイトで、デリケート部分の記載が違うものが2銘柄ありました。手元の商品本体・説明書の表示を優先します。
  4. まず「使用前テスト」をする。10銘柄すべてに、使用前に少量を試すテストが書かれていて、かゆみや赤みが出た場合は使わない旨の記載がありました。
  5. まず1回分を買う。報告書は、肌に合わなかったときに定期購入の解約トラブルに発展するおそれがあるとして、まず1回分を購入して試すよう勧めています。
  6. 用法・用量を守る。報告書は、医薬部外品は定められた用法・用量で承認されているとして、商品本体等の「用法・用量」や「使用上の注意」を確認して正しく使うよう助言しています。

使用前テストの考え方は「化粧品のパッチテストのやり方」でも扱っています。

赤み・かゆみ・痛み・はれが出たとき

国民生活センターは、使用中・使用後に肌に赤み、かゆみ、痛み、はれなどの異常が出たら、ただちに使用を中止し、症状の程度によっては皮膚科医を受診するよう助言しています。受診するときは、使っていた商品を持参します。調査した10銘柄すべてに、腫れ・かゆみ・赤み・刺激・色抜け(白斑)・黒ずみなどの異常が出たら使用を中止し、皮膚科専門医等に相談することを勧める記載がありました。

除毛クリーム以外の方法と比べる

除毛クリームは薬剤で毛をやわらかくして取り除く方法、シェーバーは刃で剃る方法、家庭用の光美容器は光を照射する方法で、どれも説明書の使える部位と注意を守ることが前提です。光美容器の頻度や使えない肌は「家庭用光美容器(光脱毛器)の使い方と頻度」で、レーザーとの違いは「光脱毛とレーザー脱毛の違い」で確認できます。

家庭用のIPL光美容器の例は「VIO対応脱毛器の口コミ・評価|5段階IPLを比較」と「Donamo脱毛器(IPL・VIO対応の表示)の仕様と注意点」で、剃る方法は「レディース電気シェーバーの口コミと選び方|VIO対応」で紹介しています。