海外のサイトから個人輸入したスキンケア用品では、化粧品だと思って買ったものに、医薬品の成分が入っていた事例が、国民生活センターから報告されています。2023年の発表では、ネット通販で「化粧品の美白クリーム」と思って買ったものに、国内では医師の処方が必要な医薬品の成分が入っていて、かぶれと色素沈着の悪化が起きました。購入前は、販売サイトの記載をよく確認し、表示を理解してから使います。
確認元:国民生活センター「個人輸入した医薬品、化粧品等にご注意!」(2023年9月6日)、同「化粧品の危害」(2026年7月31日更新)、東京都健康安全研究センター「化粧品の表示」。確認日:2026年10月29日。この記事は、特定の商品や海外ブランドの安全性を評価するものではありません。
国民生活センターが紹介した事例
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 購入経路 | インターネット通販。2023年5月に「化粧品の美白クリーム」という認識で購入した。主に医薬品の個人輸入サイトで購入できる商品だった |
| 症状 | かぶれて、色素沈着がより強くなった |
| 商品の内容 | 国内では医師の処方が必要な医薬品成分が含まれていた。作用が強く、基本的に軟膏として顔への使用は禁忌とされている成分だった(成分名は資料に記載なし) |
国民生活センターのアドバイスは次の2点です。
- 販売サイトの記載内容をよく確認したうえで購入を判断し、商品の表示等を十分に理解してから使う。
- 個人輸入した医薬品や化粧品等の使用で体調に異変が生じたときは、速やかに医療機関を受診する。
「化粧品の危害」のページに書かれていること
国民生活センターの「化粧品の危害」のページには、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に登録された相談件数として、2023年度3,319件、2024年度2,999件、2025年度2,847件が示されています。事例には、販売サイトで購入した海外製のリップクリームで、唇の腫れ、かゆみ、ただれが出たものがあります。「お試し」のつもりで買った化粧品で皮膚障害が出て、解約を申し出たところ、定期購入が条件だったとわかる相談が多いことも書かれています(注文時の確認点は「化粧品の定期購入・お試し注文で確認したいこと」にまとめています)。
購入前に確認したいこと
- 販売元と製造販売元:東京都健康安全研究センターによると、日本で販売される化粧品の表示には、製品の品質・安全性に責任を負う事業者である「製造販売元」の情報が入ります。表示が日本語で読めるかを確認します。
- 区分:化粧品か、医薬部外品か、医薬品か。販売サイトが医薬品の個人輸入サイトでないか。
- 全成分:日本語で確認できるか。過去に合わなかった成分がないか(「化粧品の全成分表示の見方」)。
- 使う前の試し方:顔全体に使う前に、目立たない部分で試す(「化粧品のパッチテストのやり方」)。
- 異常があったとき:使用をやめ、症状が続くときは皮膚科へ(「化粧品が肌に合わない時の目安」)。
海外ブランドのスキンケアの商品記事
製品の仕様は、「ANUA PDRNヒアルロン酸セラムマスクパックの商品情報」、「ANUA ダークスポットセラムの商品情報」、「メディキューブ コウジ酸トナーの商品情報」で紹介しています。購入前に、日本語の表示と製造販売元を、商品ページや容器で確認してください。
