大人になってから続く、または大人になって初めてできるにきびは、医学的には思春期後痤瘡(ししゅんきござそう)と呼ばれます。日本皮膚科学会のQ&Aによると、発症の仕組みは思春期のにきびと同じですが、女性に多いとされています。生理の前に悪化する人が多いこと、生理が3か月以上ないときや体毛が濃くなったときはホルモンの異常が背景にあることもあるため、担当医に伝えることも書かれています。
確認元:日本皮膚科学会「皮膚科Q&A ニキビ」(Q5「大人のにきびとは?」、Q6「遺伝しますか?」、Q7「月経との関係は?」)。確認日:2026年10月29日。症状には個人差があり、気になるときは皮膚科専門医に相談してください。
大人のにきびの特徴(Q5)
- 思春期のにきびと発症のメカニズムは同じだが、女性に多い。
- ストレス、睡眠不足、生活リズムの乱れ、合わないスキンケアなども、悪化要因とされている。
- 思春期より乾燥肌の人が多く、治療の副作用を減らすために、保湿剤が必要になる場合がある。
- 無月経が続いていたり、体毛が濃くなったりしている場合には、多嚢胞性卵巣症候群によるホルモン異常があることもある。
月経との関係(Q7)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ホルモンの影響 | にきびは性ホルモンの影響を受ける |
| 月経前 | 多くの女性の患者で、月経前ににきびの悪化がみられる |
| 治療の続け方 | 短期間の状態の変化に一喜一憂せずに、治療を続けることが大切 |
| ホルモン異常の可能性 | 成人しても3か月以上月経がなく、にきびの症状が続いている場合は、ホルモンの異常が原因のこともある。担当医に伝える |
遺伝について(Q6)
Q6には、にきびは9割以上の人がかかる病気なので、家族にもにきびの人がいるのは普通で、遺伝についてあまり心配する必要はないと書かれています。一卵性双生児を調べたところ、皮脂の分泌量は同じでも、にきびの重症度は違っていたという海外のデータも紹介されています。
大人のにきびで気をつけたいこと
- 洗顔は1日2回、こすりすぎない。乾燥が気になるときは保湿剤を併用する(「ニキビがあるときの洗顔とスキンケアの基本」)。
- 睡眠・生活リズムを整える。(「ニキビと食事・睡眠・髪型の関係」)
- 皮膚科で相談する。赤みや膿をもつにきびが続くとき、生理が長く止まっているときなどは、早めに相談する(「ニキビで皮膚科を受診する目安と、化粧品・薬の違い」)。
- 製品選びは、区分と表示を確認する。化粧品や医薬部外品は、にきびの治療薬ではない。
ニキビ向けスキンケアの商品記事
薬用のニキビケア用マスクの商品情報は「肌美精CHOIマスク(薬用ニキビケア)の商品情報」で紹介しています。スキンケア製品は、皮膚科での診察や治療の代わりにはなりません。
