日焼け止めも化粧品の一つで、かぶれ(接触皮膚炎)の原因になることがあります。日本皮膚科学会の接触皮膚炎診療ガイドラインには、顔の接触源の一つとして「サンスクリーン剤(日焼け止め)」が挙げられ、日焼け止めによる光接触皮膚炎もあり得ると書かれています。赤み・かゆみ・ひりひりが出たときは、使用をやめて、症状が続くときは皮膚科に相談します。
確認元:日本皮膚科学会「接触皮膚炎診療ガイドライン2020」(日本皮膚科学会雑誌 130巻4号、2020年)。確認日:2026年10月29日。症状の診断はできません。気になるときは皮膚科専門医に相談してください。
光接触皮膚炎とは
ガイドラインには、光接触皮膚炎に2つの型があると書かれています。
| 型 | 内容 |
|---|---|
| 光毒性接触皮膚炎 | 物質に紫外線が当たって活性酸素が発生し、組織や細胞が傷つくもの。免疫反応ではなく、感作(アレルギーの準備)も必要としない |
| 光アレルギー性接触皮膚炎 | 光に反応するアレルギー(免疫反応)で起こるもの。感作を必要とする。現在の光接触皮膚炎のほとんどが、このアレルギー性 |
紫外線吸収剤について
ガイドラインによると、紫外線吸収剤による光アレルギー性接触皮膚炎が知られています。化学物質を塗ったあとに紫外線を浴びることで発症し、化学物質が紫外線を吸収して、皮膚に感作を起こす物質に変化すると説明されています。紫外線吸収剤は主に紫外線防止用の化粧品に含まれますが、主な目的が紫外線防止ではない化粧品にも広く含まれていると書かれています。現在の主な原因物質として、オキシベンゾン(ベンゾフェノン-3)、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、メトキシケイヒ酸エチルヘキシルなどの名前が挙がっています。
ただし、紫外線吸収剤を使っていない製品なら、かぶれが起きないという意味ではありません。ガイドラインは、顔の接触皮膚炎の原因として、化粧品・外用薬・ヘアダイ・花粉・めがねなど、多くのものを挙げています。
日焼け止めを選ぶときの確認点
- 全成分を読む:過去に肌に合わなかった成分がないか確認します。読み方は「化粧品の全成分表示の見方」にあります。
- 試してから使う:顔全体に使う前に、目立たない部分で試します(「化粧品のパッチテストのやり方」)。
- 異常があれば中止する:赤み・かゆみ・ひりひりが出たときは使用をやめます。目安は「化粧品が肌に合わない時の目安」にまとめています。
- 日焼け止め以外の対策も組み合わせる:帽子や日陰などの方法は「紫外線の強い季節・時間帯の対策」にあります。
日焼け止めの商品記事
製品の仕様は、「スキンアクア バリアUVエッセンスの商品情報」と「ミノン UVマイルドミルクの商品情報」、「サンカット 無重力感UVエッセンスの商品情報」で紹介しています。購入前に、成分表示と使用上の注意を確認してください。
